北京五輪陸上男子400メートルリレーで銅メダルを獲得した高平慎士(24)と塚原直貴(23)が、所属する富士通の「顔」になる。2人が同社の企業広告に起用されたことが9日、分かった。女子バスケ「レッドウェーブ」の選手と共演するもので、11日付の一部地方紙と25日発売の月刊バスケットボールに掲載される。このほか、ポスターが1000枚刷られ、全国の全事業所に掲示される。

 富士通パブリックリレーションズ本部の吉村浩平室長は「当初はバスケットボール選手だけの予定が、銅メダルを取ったことで方向転換しました」と説明。陸上のトラック種目で80年ぶりのメダルをリレーで獲得したこともあり、高平がレッドウェーブの三谷主将にバトンを渡すポーズが採用された。テレビCM出演は今後の活躍次第で、吉村室長は「コンセプトが合えば、あるかもしれない」と話していた。