競泳日本代表が北島康介(27=日本コカ・コーラ)を中心に1つの戦う集団になる。21日、1週間のグアム合宿に向けて出発。この日は出発前に筑波大で社会性育成トレーニング「ASE」と呼ばれるアスレチックメニューをこなした。今代表は最年少15歳、最年長30歳と幅広い年齢構成のため、打ち解ける必要がある。北島も17歳の東と同じグループに入って課題をクリア。「練習の後だったからオジサンにはきつい。でも東くんとかと話せたのはよかった」と笑顔も見せた。

 競泳は個人競技だが、国際大会ではチームとしての団結力が求められる。サッカー界でも導入しているASEについて平井代表ヘッドコーチは「自己紹介も終わっていないメンバーもいたから」と意図を説明。同コーチからチームの象徴的存在のキングとして期待される北島は「キングは気持ち悪い」と苦笑いしたが「グアム合宿でいろんな人と話す」とリーダーの自覚を見せた。