<ロンドンマラソン>◇25日◇ロンドン

 ロンドン・マラソンが、ロンドンの市街コースで行われ、女子では昨年の世界選手権代表の赤羽有紀子(30=ホクレン)が、自己ベストを大幅に更新する2時間24分55秒で日本勢最高の6位に入った。

 2年後の五輪開催地で、赤羽は2時間25分40秒の自己ベストを45秒更新した。「充実したレースができた。すごくうれしい」。大会直前、航空便の混乱で移動に苦労した影響からか、3連覇を目指すミキテンコ(ドイツ)ら有力選手が徐々に優勝争いから脱落。赤羽も33キロ付近で遅れたが、最後まであきらめなかった。昨年の世界選手権前は右足に痛みが出て、レースでは31位。10年1月の大阪国際では、直前に左ひざを痛めて途中棄権。今回は2度の反省を生かし「追い込んだ練習はしなかった。設定した計画通りにできて自信になった」と振り返った。