男子テニスのツアー下部大会決勝が27日、中国・平果で行われ、世界105位の添田豪(26=空旅ドットコム)がドイツ選手を破って優勝。4月4日発表の世界ランクで、現在62位の錦織圭と合わせ、日本男子2人がトップ100に入ることが確実となった。日本男子では錦織に次いで6人目。日本男子が100位以内に複数入るのは、75年の神和住純、九鬼潤以来36年ぶりとなる。

 大震災で国内でも多くのテニス大会が延期や中止となった。仙台出身で昨年の全日本王者の杉田祐一は実家が被災した。それでも添田は「逆にこういう時だからこそ、自分のできることをまっとうしたい」とプレーに集中。見事に優勝で朗報を届けた。