<テニス:ウィンブルドン選手権>◇5日目◇24日◇ロンドン、オールイングランドクラブ

 錦織圭(21=ソニー)がウィンブルドン“初勝利”を挙げた。ソムデブ・デブバルマン(26)と組んだダブルスで、シュットラー(35)バスケ(36)組に6-7、6-3、6-2のフルセットで逆転勝ち。錦織にとって、単複合わせて大会初勝利となった。また、シングルスでは準優勝3度のロディックが敗れた。前日の女子2回戦では全仏覇者の李娜が敗れる波乱もあった。

 今大会を含み、シングルス本戦に3度挑戦しながら勝ち星がなかった錦織が、ダブルスで大会初出場ながら逆転勝ちだ。デブバルマンとの初ペアで、最終セットは第2ゲームから一気に5ゲームを連取して圧倒した。全仏で4大大会ダブルス初出場初勝利を挙げた。「これからも、できるだけダブルスに出場したい」と話していたように、この日も、伸び伸びとプレーしウィンブルドン“初勝利”だ。【吉松忠弘】