<トランポリン:W杯川崎大会>◇初日◇8日◇個人予選◇川崎・とどろきアリーナ

 トランポリン界の新アイドルで、世界選手権(英国)代表の岸彩乃(18=金沢学院大ク)が96・745点の予選6位で決勝に進んだ。第1演技で9位と出遅れたものの、第2演技では全選手トップの演技点をマーク。広田遥(27)の引退で次代を担うエースが初の表彰台を狙う。

 岸が体調不良に負けず決勝に進んだ。前週のW杯中国大会で下痢になり、帰国後に発熱。そんな体調不良も、世界選手権2次選考会をトップ通過したエースの意地でカバーした。6月に広田が引退し、次代を担う存在として期待される。煮物をつくるのが好きという154センチの18歳は「決勝進出は最低ライン。目標の点数を上回りたい」。自己最高のW杯4位超えを狙う。