<ホッケー:ロンドン五輪世界最終予選・日本4-1アゼルバイジャン>◇7日目◇1日◇1次リーグ◇岐阜県グリーンスタジアム

 3大会連続の五輪出場を狙う「さくらジャパン」はアゼルバイジャンを退け、通算3勝1分けの勝ち点10で首位に立った。世界ランク9位の日本は同15位のアゼルバイジャンに先制を許したが、村上藍(27=ソニーHC)がペナルティーストロークを決めて追い付くと、中川末由希(25=同)のゴールで勝ち越し。前半を3-1で折り返し、後半にも中川が決めて突き放した。日本は3日のベラルーシ戦に勝つか、引き分けで1次リーグの2位以上が確定し、五輪出場権を懸けた5日の決勝へ進む。得失点差で大きく他チームをリードしており、敗れても決勝進出の可能性が高い。

 首位を争うアゼルバイジャンとの一戦。主将の山本(ソニーHC)は「チームが1つになって戦えた」と胸を張った。先制を許しながら、4点を挙げて逆転。五輪切符を懸けた決勝でも対戦するとみられるライバルに快勝し、五輪への視界が大きく開けた。10年W杯予選では2戦2勝。決勝で当たったとしても優位は動かない。それでも山本は「1次リーグと決勝では、まったく別のことをしてくるチーム」と油断を戒めた。