フィギュアスケートの11年世界選手権女王で今季の完全休養を表明した安藤美姫(24=トヨタ自動車)が、13年の目標に「出会い」を掲げた。28日に都内で「TASAKI

 Timeless

 Christmas

 安藤美姫

 氷上のモダニティ」記者発表に出席。来年について「リンク上の時間が減った分、いまはたくさんの人と会う機会がある。13年も新たな出会いがあれば」と視線を上げた。

 コーチが決まらなかったことが大きく、今季欠場を発表したのは10月。現在も練習は続けているが、「氷の上にいる時間は少なくなりました。ゆっくりした時間を過ごしている」という。競技を離れた分だけ、多様な人と交流する機会が増え、「この出会いが来季以降につながる」と刺激にしている。先週末は被災地の宮城県石巻市の子どもたちを慰問し、「笑顔にパワーをもらった」と感謝した。

 イベントは真珠を扱うTASAKI社とファッション誌「VOGUE」のコラボ企画。夏場に撮影した真珠をまとう写真の展示が、同社の銀座本店で来月25日まで開かれる。会見では横に真珠をあしらった競技用の衣装も。「少しずつスケートの面でもちゃんとした目標が見えてくると思います」。自分に期待するように、復帰へ向けた言葉を口にした。【阿部健吾】