フィギュアスケート男子の羽生結弦(ゆづる=18、ANA)が30日、故郷仙台でソチ五輪シーズンのプログラムを披露した。今季のショートプログラムは昨季世界歴代最高得点を連発した「パリの散歩道」を継続し、フリーは11~12年シーズンの「ロミオとジュリエット」の曲調を変えて勝負をかける。報道陣に公開した練習では、2種類の4回転ジャンプを成功させ、順調な調整ぶりを見せた。羽生は「曲が違うので違った雰囲気で滑れる。今の自分にしかできないことを表現したい」。そして目標とする来年2月のソチ五輪に向けて「やっとここまできたんだ、という気持ち。集大成にしたい」。9月には拠点を置くカナダ・トロントに戻り、シーズン開幕に向けて備える。