14年世界選手権銀メダルでソチ五輪代表の町田樹(24=関大)が28日、現役引退を表明した。

 町田の突然の引退表明に、周囲も驚きを隠せなかった。代表発表の場で初めて聞いたという小塚崇彦(25=トヨタ自動車)は「僕たちもびっくり」と戸惑いを見せつつ、「町田語録で楽しませてくれ、笑顔にさせてくれた。なかなか思いつかない発想を持ち、唯一無二な選手だった。最後の最後に樹らしい。爆弾を落として去った」と笑った。代わりに補欠から世界選手権代表に繰り上がった無良崇人(23=HIROTA)は「小さいころからやってきた仲間だし、いいライバル。頭の中が真っ白」と戸惑っていた。