卓球のロンドン五輪団体銀メダルなどの実績を持つ平野早矢香(29)が所属するミキハウスの木村皓一社長(69)が27日、世界選手権(4月26日開幕、中国・蘇州)の日本代表選考のやり直しを求めて、今週中にも日本卓球協会へ抗議文を提出する意向を明かした。

 日本協会は19日に代表選手を発表したが、女子ダブルスで全日本選手権を2連覇した平野早、石川組は選出されなかった。選ばれたのは、全日本に出場しなかった福原、若宮組と、5回戦で平野早、石川組に敗れた14歳コンビの伊藤、平野美組。木村社長は「今回の選考は明らかにおかしい。選手の立場に立ったら結果を出しているという透明性をもって、選んでもらわないと。(全日本で)エントリーしていない選手を選んではアカン。中学生も甘やかしてはいけない」と話した。

 日本代表の村上監督はメンバー発表時に「全ては国際競争力。平野早、石川ペアはラリー派で(世界の)相手もラリーが強いから敵が多過ぎる。日本では勝てるが、世界では勝てない」と説明していた。