女子バレーボール日本代表でロンドン五輪銅メダルの狩野舞子(24)が、新たにセッターで16年リオデジャネイロ五輪に挑む。V(日本バレーボール)リーグ機構は26日、都内で会見を開催。11月17日に開幕するVリーグで、今季から久光製薬に加入した狩野は「自分の可能性にかけてみた」と、セッター転向への決意を初めて語った。

 両足首のアキレスけん断裂などで、アタッカーとしてやり残したことがあると、当初、狩野は悩みに悩んだ。しかし「やってみることに価値がある」と転向を決断。現在は通常練習以外に、個別練習で居残りだ。今季から久光の指揮を執る中田久美新監督は、15歳の最年少で代表入りした天才セッターだった。その中田監督が、直々に鬼の指導に当たる。「リオに代表で出させるのが夢」と中田監督。代表は長年、身長159センチの竹下がセッターを務めた。しかし、狩野は186センチと日本初の超大型セッターへの期待がかかる。