NFLの王座決定戦、スーパーボウルで指定券を持っていた観客が座席の安全性から立ち見を強いられた問題で、複数の該当者が9日までに、契約不履行などがあったとしてNFL、会場地を本拠とするカウボーイズとチームオーナーを相手取って訴訟を起こした。AP通信などの米メディアが報じた。

 6日のスーパーボウルでは当日になって仮設スタンドの安全上の問題が指摘されたため、観客の一部が別の席への移動などを余儀なくされ、約400人は立ち見となった。NFLでは対象者の入場券を正規価格の3倍の2400ドル(約19万円)で払い戻すと発表したほか、グッデル・コミッショナーが来年のスーパーボウルに招待する意向を示していた。