日本ラグビー協会は24日、世界選抜戦(26日、大阪・花園ラグビー場)に臨む日本代表メンバー25人を発表した。宮崎市内で行われている合宿最終日の午前練習を終え、ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC、48)が名前を読み上げた。

プロップ山下裕史(32=神戸製鋼)が15年W杯イングランド大会以来の復帰で先発に名を連ね、松島幸太朗(25=サントリー)、野口竜司(23=パナソニック)が故障で離脱しているFBには代表キャップ0のヘンリー・ジェイミー(28=トヨタ自動車)が入った。ジョセフHCは「山下は久々に戻ってきて、感心している。取り組み、態度、それに経験値も高い。誇りを持った選手。ヘンリーはトップリーグでのパフォーマンスがずばぬけている」と評し、「世界選抜はいい選手がそろっているが、私たちのアドバンテージはこれだけ一緒に過ごしてきて、整備されていること」とスローガン「ONE TEAM」を強みに挑んでいく。

11月には世界ランク1位ニュージーランド、同4位イングランドなどとテストマッチがあり、強化試合の位置づけながら、世界選抜戦が持つ意味は大きい。フランカー布巻峻介(26=パナソニック)は「最初の10分から圧倒する気持ちでいって、ファンの皆さんが楽しい試合をお届けできたらいい」と意気込んだ。