ラグビーの2019年W杯開催地に推薦されている日本協会の真下昇専務理事が23日、東京都内の同協会で記者会見し「W杯が来れば冷え込んだ日本のラグビー界も変わる。何とか朗報を持ってきたい」と涙を流しながら招致実現へ決意を表明した。15年と19年のW杯開催地は、28日にダブリンで開かれる国際ラグビーボード(IRB)理事会で決定する。

 W杯を運営する「W杯リミテッド(RWCL)」は15年大会の開催地にイングランド、19年大会に日本を推薦している。IRB理事会で投票権を持つ理事26人の過半数の賛成が得られれば、推薦通りに決定する。

 両大会にはイタリアと南アフリカも招致を目指している。日本は11年大会にも立候補したが、ニュージーランドに敗れた。