ラグビー・トップリーグ昨季王者の東芝に今月、米国のカリフォルニア大バークレー校を卒業した異色プレーヤーが入部する。プロップのエストレラ大輔(22)で父がメキシコ人、母が日本人(静岡県出身)。米国で生まれ育ち、日本国籍を持つ。多くのノーベル賞受賞者を輩出した名門で心理学を専攻し、ラグビーもU-19(19歳以下)米国代表に選ばれた実績がある。

 「日本の強いチームでラグビーをやりたい」とインターネットで調べた東芝入りを熱望。昨年6月に来日し、2週間練習をともにしてアピールした。瀬川智広監督は「ラグビーはまだまだだが、世界サイズの体(188センチ、113キロ)は魅力。筋力は強く、成績の方も優秀と聞いている」と言う。他の日本人選手と同様に社員採用で事務職に就く予定。7月にチームに合流する。