イタリア1部のグランドゥカト移籍が決まったラグビー元日本代表WTB四宮洋平(31)が12日、新天地への抱負を口にした。今春まで近鉄でプレーした四宮は16日に出発し、現地で正式契約を結ぶ予定。06-07年に当時2部のローマに所属して以来のイタリア移籍で「向こうはフィジカルが強いので、スピードで勝負したい」と話した。今春からは強豪法大陸上部でトレーニング。「足はめっちゃ速くなった」。30メートル3秒7の快足を武器に、9月に始まるリーグ戦に臨む。

 桐蔭学園高から関東学院大を経てヤマハ発動機入りしたが、その後ニュージーランド、南アフリカでもプレー。「楽しんでできるから海外はいい。カズさんや野茂さんを見ていて、挑戦し続けたいと思った」と四宮。給料は近鉄時代の半分以下になるが「何年間はイタリアにいたい。そこからステップアップできれば」と話していた。