日本相撲協会の村山弘義理事長代行の東京都世田谷区の自宅に、野球賭博問題で、元大関琴光喜関らを解雇したことなどに抗議する電話がかかっていたことが6日、警視庁世田谷署への取材で分かった。

 村山氏の家族が5日夕に世田谷署に相談。同署が警戒を強めている。

 世田谷署によると、電話は5日に数回あり、いずれも男の声だったが、同一人物かどうかは不明。元琴光喜関と元大嶽親方を解雇するなどした協会の処分への抗議のほか、「相撲が分からない外部理事がなぜ理事長代行になるんだ」などの内容だったという。

 村山氏は、武蔵川理事長が謹慎処分となったことから、理事長代行に就任した。