大相撲の元十両で西幕下54枚目、仲の国(28=本名呂超、中国・北京出身、湊部屋)が夏場所千秋楽の20日、日本相撲協会に引退届を提出した。2002年名古屋場所で初土俵を踏んだ仲の国は、10年秋場所で十両に昇進し、中国出身で3人目の関取となった。

 10年8月の巡業中に首を痛め、その直後の新十両場所は3勝12敗に終わり、十両在位は1場所だった。10年間の土俵生活を「日本語を含め、いろいろなことを学べて本当によかった」と振り返った。今後も日本に残り、旅行会社で働くという。