横綱日馬富士(30=伊勢ケ浜)が2日、名古屋場所(13日初日、愛知県体育館)に向けて名古屋市内の部屋で稽古を行った。幕内の照ノ富士、宝富士、十両の誉富士を相手に計26番の申し合い。あえて相手を受けて下がったり、不利な体勢から投げを打つなど勝敗は度外視し、持病の両足首痛や右ひじ痛の状態を確認しながら稽古を続けた。

 11、12年と連覇するなど名古屋は相性がいい。今年は初場所で全休するなど悔しい思いも続いており「(先月の)大阪(合宿)からいい感じで稽古できている。名古屋が暑いのもケガ持ちにはいい。ベストを尽くすだけ。結果はあとからついてくる」と4場所ぶりの優勝に意欲を示した。