大関琴欧洲(25=佐渡ケ嶽)が4日、米ロサンゼルス巡業(7、8日、ロサンゼルス・メモリアル・スポーツ・アリーナ)出発当日にもかかわらず、千葉県松戸市の佐渡ケ嶽部屋で朝げいこで汗を流した。琴欧洲は「幕下とやっただけだよ」と当然のことだと言わんばかりに話した。部屋関係者によると、しこ、すり足などの基本げいこ後に、幕下力士に胸を出したという。その後、昼寝もせずに機上の人となった。

 夏場所前は、春場所で途中休場した悔しさを晴らすため、部屋の休みにも1人でけいこ場でしこを踏んだ。その気持ちは今も続いている。

 ロス巡業での楽しみの1つに、1日早朝に大規模火災に見舞われたユニバーサル・スタジオ観光がある。火災直後は入場できるのか心配していたが、トラムツアーで火災跡を観光客に見せていることを聞くと「さすがアメリカだな~」と商魂のたくましさに感心していた。