大麻騒動で逆に注目が高まったのか、大相撲秋場所(14日初日)の前売り券の売れ行きは意外にも好調だ。13日午後2時時点で初日のチケット残数は1234枚(当日自由席350枚含む)。昨年は同2047枚だった。木戸担当の待乳山親方(元小結播竜山)は「例年に比べてよく、びっくりしてる。8月から売っているので、(大麻騒動の)影響はわからない」と話した。もっとも初日の懸賞総数は77本と昨年の93本から減少した。東京場所初日に80本を切るのは05年秋場所(67本)以来。1社あたりの本数が減ってきており、担当者は「期待に沿える感じでない」と15日間合計も昨年(999本)に届かなさそうだ。