横綱白鵬が「因縁」の相手を壊してしまった。23日の姫路巡業で、先場所唯一の黒星を許した翔天狼に胸を出して5分を超えたころで、翔天狼が立てなくなった。古傷の右ひざ痛を再発し、姫路市内の病院へ直行。「右ひざ内障、右ひざ内筋肉血栓」と診断され帰京した。今巡業10人目の休場者に、不知火巡業部副部長(元関脇青葉城)は「通常のぶつかりげいこで、たまたま体重がかかった。やむを得ない」。白鵬は「ヒザが入ったからね。ビックリしたよ」と話した。