ざんばら髪姿は、もう少しだけ続く。期待のホープ幕内遠藤(23=追手風)がまげ結いに挑戦して“失敗”していた。4日、初めて参加した都内の靖国神社での奉納相撲で打ち明けた。「試みたけど、ダメでした」と残念そうに振り返った。

 春場所後に休養していた大阪で、師匠の追手風親方(元前頭大翔山)から「やってみろ」と言われて、目の前でまげ結いに挑んだという。だが、まだ髪の長さが足りなかった。「後ろが短くて、届かなかった。輪っか(髪留め)に届かなくて、パラパラ落ちてくるんです」と説明した。

 人気とスピード出世の象徴として、もはや代名詞となっている遠藤のざんばら髪。この日も延べ7500人の観客の前で大喝采を浴びた。ただ、当人は「ざんばらは寝ぐせが、あっちこっちにたくさんつく。まげを結った方が楽なのかな」と待ち遠しがっていた。