<バレーボール:全国高校選抜優勝大会:古川学園(宮城)2-0人環大岡崎学園(愛知)>◇4日目◇23日◇東京・代々木体育館◇女子3回戦

 古川学園は人環大岡崎学園にストレート勝ちし、大会通算100試合目を白星で飾り、3年連続の8強入りを果たした。

 76年の初出場から通算100試合目。優勝候補の古川学園が節目の試合を白星で飾り、順当に準々決勝に駒を進めた。前日の初戦では不振だった先発の1年生3人が、この日は安定したプレー。12点目まで競り合った第1セットはレフト山田美花の左アタックで勝ち越し、続くサーブでエースを奪いリードを広げた。第2セットもマッチポイントから左アタックを決めた山田は「昨日は緊張しましたが、今日は何とかやれました」と笑顔を見せた。

 山田と裾花中時代からコンビを組むセッター内村聖香も、本来のトスさばきを披露。岡崎典生監督(41)は「まだ相手に合わせて試合をしている。ここからが本番。次からは戦闘モードに入ってくれると思う」と選手たちの闘争心に期待した。