<卓球:世界選手権>◇2日◇男子ダブルス3回戦◇横浜アリーナ

 松平賢二(20=青森大)と上田仁(17=青森山田高)の若武者ペアがさわやかに散った。韓国最強ペアの柳、呉組から2ゲームを先取したが2-4(11-6、12-10、8-11、5-11、9-11、5-11)の逆転で敗れ、準々決勝進出を逃した。

 韓国ペアは柳がアテネ五輪シングルス金メダリスト、呉尚垠が05年世界選手権シングルス3位という格上ペア。若い2人はそんな相手に真っ向からぶつかった。先に2ゲームを奪ったが、3ゲーム目以降は先に相手に攻められて敗れた。しかし2人に涙はなかった。賢二は「楽しく試合ができた。これからの課題もわかり、世界との差もそんなに無いことがわかった。努力すれば世界チャンピオンになれると思う」と手応えを感じた様子。上田も「次の大会では自分たちの力でメダルを取れるよう頑張りたい」と前を向いた。