阪神キャンプでは新外国人ばかりが話題をさらっていますが、若手のパフォーマンスも見逃せません。なかでもぼくの目に留まったのは高山でした。

その動きを見ていると、攻守にアグレッシブに取り組んでいるのが伝わってきます。例えばティー打撃をみていても、最短距離でバットが出るように工夫していました。

もともと打力には定評があります。昨年5月29日の巨人戦で放った代打満塁サヨナラ本塁打は会心でした。でも本人がこのオフ、ウエートを置いていると口にしてくれたのは守備力のことでした。

打撃センスには光るものがあっても、不安視された外野守備が足かせとなって出場機会が奪われるケースが目立ちました。甲子園での外野手は守りに神経質になるものです。

でもその守備力は経験を積んできたことで安定してきています。それがバッティングにも好影響を及ぼしているのかもしれません。まだまだ調整段階とはいえ、イイ感じできています。

打撃では固め打ちをするし、乗ってくると怖い打者です。意外性もある。あまり目立ちませんが、高山の存在が、福留、糸井らベテランをおびやかすことになればしめたものです。

新外国人外野手のサンズを控えに回すほどの働きも十分に考えられるでしょう。左打者中心のオーダーが予想されますが、このままレベルアップすれば「3番高山」もありです。

阪神キャンプ地を訪れた桧山進次郎氏(撮影・上田博志)
阪神キャンプ地を訪れた桧山進次郎氏(撮影・上田博志)