阪神が中日のめまぐるしい“継投攻め”にあった。先発メヒアが緊急降板後の4回以降を「1イニング1人ずつ」のリレーで逃げ切られた。

大石 中日からすると1人が1イニングを責任もって抑えにでたという継投だった。打者サイドからすると、打席を重ねるうちに慣れてくるものだが、毎回ピッチャーが代わるとやりづらさは感じる。それに中継ぎ投手が6人も出てくれば、だれか1人は崩れてもおかしくないのに、どのピッチャーにもよく投げられてしまった。

大竹の体調不良によって先発が回ってきた秋山が2回2死三塁、投手メヒアに高めに入ったカットボールを左翼への適時二塁打で先取点を許した。5回には3長短打を浴びて2点を失った。

大石 秋山は立ち上がりから得意のカットボールの制球が定まらなかった。メヒアにもその得意球を続けるわけだが、やはりコントロールが甘くなった。このゲームは大竹が先発できず、対戦するピッチャーがメヒアだったことで、戦前から負けも想定できていた。秋山は粘ったほうだ。それよりも打ち返せなかったことに尽きる。

阪神にとって対中日からスタートした長期ロードはこれで1勝1敗になった。

大石 阪神がカード初戦に14安打で10得点している内容をみていると、上位打線の調子は悪くない。今後は大竹がどこで先発するのか、才木の状態は? 西勇は復帰してくるのか? こないのか…。ここにきて先発ピッチャーに不安を感じるようになったし、バテもくるだろうから、打力でカバーしたい。ノイジーと梅野がもう少しアベレージを上げれば勝ちはついてくるはずだ。【取材・構成=寺尾博和編集委員】