阪神が交流戦開幕を制し、4連勝でリーグ首位を堅守した。先発の才木浩人投手(26)は、8回4安打無失点の快投で今季5勝目。5回1死まで無安打無死四球と1人の走者も許さず完璧な投球だった。広島3連覇監督で日刊スポーツ評論家の緒方孝市氏(56)が解説した。
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セ・パの首位対決は、両チームのカラーがものすごく出た試合だった。ともにチーム防御率はリーグ1位。阪神は1、2番で3盗塁と持ち前の機動力を発揮。日本ハムも先発が2回1/3で降板しながら、リリーフ陣が1失点に抑えた。
そんな見応えのある投手戦を制したのは、才木の力投に尽きる。日本ハムは12球団で最も本塁打を記録しており、中でもレイエス、万波は2ケタ本塁打を打っている。この1発を警戒する必要のある2人に対し、才木はカーブをうまく使っていた。これがいい味付けになった。緩急をつけることで、ストレートで詰まらせ、力でねじ伏せる投球ができた。1発のない打者にはフォーク、スライダーで封じ込めた。打者に応じた配球の工夫が光った。得点圏に走者を背負った8回は清宮幸を内角高めの直球で空振り三振にしとめたが、ストレートを両サイドにしっかり投げ分けられたにも見事だった。
見逃せないのは、守備の細かい部分だ。サインプレーに二塁へけん制する場面があったが、これまでの阪神にはあまり見られなかったプレーだ。打者に対してだけでなく、こういうスキのない部分を1年目の藤川監督は見せている。攻撃力のあるチームだが、こういうロースコアの展開でも先行逃げ切りで勝てるのは、守りながら攻めているということもあるのだろう。
チームは4連勝。特長を生かした試合運びで日本ハム戦の初戦を取った。パ・リーグ相手の交流戦で非常にいい入りができた。




