初のファンイベントを開催した中日亀沢恭平(2018年12月9日撮影)
初のファンイベントを開催した中日亀沢恭平(2018年12月9日撮影)

中日亀沢恭平内野手が今年初めてファンとのイベントを行った。12月9日に名古屋市の木曽路瓦町店での「THANKS・party」だ。自らの背番号に合わせ53組106人のファンが集まった。それも約6倍となった抽選で選ばれただけに、ファンの熱気であふれていた。

亀沢も工夫をこらしていた。後援会やパーティーはホテルでの立食形式が多く見られるが、今回はしゃぶしゃぶ専門店。全員が着席して、料理もテーブルごとに運ばれた。また、参加者にはオリジナルTシャツが配られたが、それぞれシリアルナンバーの入った当日限定バージョンと気持ちを込めたファンミーティングだった。

亀沢は四国アイランドリーグからソフトバンクの育成選手を経て、15年から竜のユニホームに袖を通した。1軍デビューは25歳と遅咲きだ。今季は110試合に出場し、打率2割8分6厘の成績を残した。先発出場は二塁手として28試合だが、うち20試合でヒットを放った。

来季はドラフト1位の大阪桐蔭・根尾昂内野手も加入する。内野争いは激化の様相だ。ソフトバンク時代に外野経験もあり、今季途中から練習では外野手としての練習も続けた。「外野からの返球は平田の次にいい」と自負し、来春のキャンプからは本格的に外野守備練習を行う。

毎年1月に佐賀県で自主トレを行ってきた。来春は、4日から打撃投手を同伴する。「例年より早めに打撃練習をする」と、例年より10日ほど早く体を作ることを明かした。与田新監督は、春季キャンプ1クール目から実戦練習と明言。15年に83試合先発出場を果たしている。キャンプ初日から準備を万全にして臨むつもりだ。【中日担当 伊東大介】

送球する亀沢恭平(2018年4月19日撮影)
送球する亀沢恭平(2018年4月19日撮影)