大腸がんから再起した阪神原口文仁捕手(27)が24日、西宮市内の球団事務所で会見を行い、これまでの闘病の経緯や詳細を公表した。昨オフに宣告された大腸がんが、ステージ3bだったことを告白。抗がん剤治療を受けながら感動的な復活を遂げた男は、来季目標にレギュラー取りを掲げ、感謝の完全復活を目指す。
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「そんな深刻(な会見)ではないので、普通に、ポップな感じで、ポップに聞いてください」。阪神原口のそんな言葉で笑いが起き、始まった会見だった。大腸がんの闘病経緯を赤裸々に語った。つらい日々だっただろうと容易に想像できる。時折、目に涙がたまることもあった。しかし、先のコメント通り、報道陣に明るく振る舞い続けた。
会見の終盤も取材陣に一押し。「今日みなさんに集まっていただいたのは、暗いイメージとかじゃなくて、明るい材料で使ってほしいというのが僕の気持ちで。『衝撃』とかいうのではなく、明るく使ってほしいんですよね」。重苦しい雰囲気で発信するのが本意ではないことを訴えていた。
今秋から阪神担当となった私はこの日が初取材。約30分の会見。病気などで苦しんでいる人の力に少しでもなれたら-。明るく、強く、真っすぐな思い。「みなさんを通じて、そういう人たちの力になれるようにと思って、発信していきたい」。記者の仕事の原点を思い起こさせてくれる時間でもあった。【阪神担当 松井周治】




