明確な言葉を発せば、目標は達成できる。オリックス山岡泰輔投手(24)がそうだ。彼は取材の対応でも、言葉を濁すことなく言い切る。
例えば「応援してくれるファンにお返しがしたい」と言えば、日頃お世話になる焼き肉店で一日店長を試みたり、「開幕投手を任されたい」と言えば、その日に向けてグングン調整している。
そんな「予言の自己成就」は山岡から教わった。私は昨年11月からオリックス担当となり、とある目標を計画した。人生初の「ダイエット」。仕事の都合もあり、食事のタイミングは日によって違う。入社以来3年間、暴飲暴食を続けてきた体は悲鳴をあげていた。3年前は68キロだったが、知らぬ間に76キロに…。危険信号を察知し「2カ月で6キロ減」を周囲に公言した。
こんな記者のどうでもいい目標にも、親身に「助言」をくれる選手がいた。先発ローテ定着を目指す榊原からは「ビールとカフェオレは太っちゃうんで絶対ダメですよ!」と背中を押され、「8回の男」への復活を目指す沢田からは「人間の体はほとんどが水なんですよ!絶対サウナがいいです」と励まされた。
そんな60日間を終え、12月31日に運命の測定。その結果は…。69・95キロ。ギリギリの達成になったが、サポートしてくれた人たちに感謝を伝えたい。
さて、20年オリックスは非常に楽しみなチームだ。投手で言えば山岡、山本を筆頭にK-鈴木、田嶋、榊原ら「伸び盛り投手」がいっぱい。野手ではフルスイングが魅力の吉田正やメジャー通算282発を誇る新助っ人アダム・ジョーンズらの加入など、期待値は極めて高い。
西村監督も言霊を信じて言う。「20年は変革の年。優勝を目指して頑張ります」。強く思えば、きっとかなう。【オリックス担当 真柴健】




