冷静に、原点を見つめる。オリックス田嶋大樹投手(24)が、落ち着いたマウンドさばきで、チームに貢献している。
「練習での意識はフォームや体の使い方、軸や右足の上げ方にボールを離す位置です。シンプルなことを継続するのが一番難しいと思っています」
今季はここまで8試合に先発して1勝3敗だが、防御率2・88と安定した投球を披露している。
17年ドラフト1位左腕は、悔しさを胸に勝負の3年目に挑んでいる。「1、2年目は何もチームに貢献できなかった。それが、ただただ悔しかった。この冬に自分を一から見直してやってきた、絶対にチームに貢献しようという強い気持ちです」。
昨オフは「下半身から体を作ること」をテーマに練習に励んだ。ランニングやスクワットでは「きついな…と思ったところから、また頑張る。それがメンタル的にも強くなるかなと思って」と限界を設定せずガムシャラに練習した。
下半身を強化したことで、マウンドでの粘りが生まれた。「去年は投球フォームがあやふやで自信のないフォームだった。(今季は)これだったら大丈夫というのが見つかった。自信を持って投げられるのが大きい」。マウンドで強い気持ちが持てるのは、そこまでしっかりと練習してきたからだ。
常々、口にする。「しっかり自分の投球をするだけ。スキのない投球が理想。僕は技術より気持ちだと思う」。周囲に惑わされず、高い志を持つ。【オリックス担当=真柴健】




