中日大野雄大投手(33)が23日の阪神戦(京セラドーム大阪)で今季2度目の完封勝利を挙げた。敵地でのヒーローインタビュー。6月17日巨人戦(バンテリンドーム)以来の5勝目に表情を曇らせた。

「まあ情けないですよね。チームの柱として投げているつもりですし、その投手が2カ月近く勝てていないんで、情けない話だと思います。シーズンの残りはあと2カ月ぐらい。しっかり巻き返して、少しでも順位を1つでも上げていけるように頑張っていきます」

今季から立浪監督から投手キャプテンに指名され、3年ぶり3度目の開幕投手も務めた。先発陣のけん引役ながら17試合で5勝7敗。チームへ貯金を渡せていない。

得点力が少なさが、チームの課題。それでも大野雄は言い切る。「投球とはチームを勝たせることと思う。難しいけど、勝ちが消えた試合もありましたが。やっぱりそれでも、そのほかに勝たせられた試合はあったと思う」。

今季の球宴では、広島床田ら年下の左腕と投球術を意見交換した。23日の完封前には、DeNA今永や、広島森下、巨人戸郷、阪神青柳らが好投する姿を刺激に変えた。「リラックスしてすごく投げられた。戸郷君がこの前のウチの試合(10日中日戦で8回1失点勝利)でリラックスして投げていた。それも参考にさせてもらった」。一回り年下の戸郷から得たものも勝利につなげた。

野手キャプテンの大島は新型コロナ感染で離脱中。「大島さんはキャプテンマークをつけて、らしく引っ張っている。自分が今度は引っ張って行けたらなと思う」。年齢は投手陣では37歳谷元、35歳祖父江に次いで3番目。伸びしろ探しを忘れないエースの姿勢が、中日を強くするはずだ。【中日担当 伊東大介】