栗山英樹監督(61)らしいな、と感じた。今月11日、急きょオンラインで会見を実施。3月のWBCを戦う侍ジャパンのメンバーに、カージナルスのラース・ヌートバー外野手(25)を呼ぶことを明言した。その際「1月11日、この日は僕にとっても意味がある日なので、この日に(最終メンバーの)30人を発表できればと思っていた」とも話した。

選考が続いたため、発表はできなかったが、それにしても、なぜ、1月11日だったのか? 理由を問われ「僕が監督として全員を集めて、選手の前でしゃべったのが2011年の11月11日だったんです。スタートする時に11日というのがすごくイメージがあって、この日に決まらないかなって勝手にイメージしたっていうことがある。僕にとっては1が並ぶのは結構気になる日。いつも11月11日だなとか、1月11日だなとか思ったり」と明かした。

1並びの日(年数も含めて6つ!)に、日本ハムで監督として選手と歩み始めた。当時は日本「一」、そして今は世界「一」を目指して戦っている。WBC決勝は、米国時間3月21日。ちょっと強引だが、「1」もちゃんと入っている。「3・21」が栗山監督にとって、また日本の野球にとって、ずっと記憶に刻まれる歓喜の日となればいい。【侍ジャパン担当=古川真弥】