巨人の朝は早い。春季キャンプ。朝7時からバットを振り込むアーリーワークが日課になる。日の出前から木の花ドームには打球音が響き渡る。

早朝練習に臨む巨人オコエ(2023年2月2日撮影)
早朝練習に臨む巨人オコエ(2023年2月2日撮影)

新加入のオコエ瑠偉外野手(25)は青春時代に時が戻ったような気持ちでバットを振り込む。朝から1000球を振り込み「より一層、鼓舞する気持ちになるというか、熱くなりました」。朝5時からバットを振った日もあった関東一の時の記憶が思い起こされた。「シーズン中でも起きない時間にあれだけ動くというのはすごい新鮮。自分の中でいい刺激というか、普段やらないからこそ、何かいいなと思いながらできています」と充実の日々を過ごす。

得意ではなかった早起きも慣れてきた。4時半にはアラーム1回で目覚める。風呂に入る時間も作ってからアーリーワークに向かう。「一応、寝坊したとき怖いので…」と油断はせずアラームは4度セットしたままだが、体は習慣になった。

15年にドラフト1位で楽天入り。7年間で打率2割1分9厘、9本塁打、44打点だった。結果にうえている。打撃フォーム、打席内でも立つ位置を変えながら、模索を続ける。「ステップアップしたかな」と手応えもある。11日の今季初実戦の紅白戦では右前適時打と内野安打の2安打をマークした。環境が変わるのは、自分が変われるチャンスでもある。秘めるポテンシャルを新天地で花開かせる。【巨人担当=上田悠太】

メディシンボールを手にする巨人オコエ(2023年2月7日撮影)
メディシンボールを手にする巨人オコエ(2023年2月7日撮影)
車に乗り込み室内練習場を後にする巨人オコエ(右)と岡本和(2023年2月7日)
車に乗り込み室内練習場を後にする巨人オコエ(右)と岡本和(2023年2月7日)