<練習試合:ソフトバンク7-0ロッテ>◇2月28日◇宮崎アイビースタジアム

ソフトバンクが3・31開幕の相手となるロッテに完勝した。試合前だった。侍ジャパンの投手コーチを務めるロッテ吉井監督がスーツ姿でアイビースタジアムを訪れ、藤本監督にあいさつしていた。指揮は執らず、慌ただしくチーム関係者と打ち合わせを行うと、代表チームとともに空路名古屋へ移動した。試合はホークス打線が15安打を放ち、投手陣も完封リレー。まだ1カ月先の開幕だが、練習試合とはいえ気分は悪くない。

「競争」をあおって始まった宮崎キャンプ。対外試合が始まると、サバイバル戦のゴングはさらに高らかに鳴り響いた。先発出場した新外国人のホーキンスが3安打1打点、アストゥディーヨがチーム初安打。途中出場した2年目ガルビスも2安打を放ち、助っ人3人で6安打。猛打賞のホーキンスは日本の投手にも少しずつ慣れてきたのか「実感はある。自分のやることは1つ。結果を残しながら、自分のタイミングを見つけていくだけ」と胸を張った。侍ジャパンとの壮行試合では計4打数無安打。藤本監督は3人の助っ人にも「競争」を言い渡しており、面目躍如の好アピールとなった。「(ホーキンス)本人もレギュラー取りにいっているんだ、という気持ちでやっているので結果が出て良かったんじゃないかな。ガルビスも侍(ジャパンの試合)からタイムリー打って、今日もヒット打ってね。ますます競争が激しくなってきたね」。試合後の藤本監督はそう言って外国人野手の活躍に目を細めた。

打線の厚みを考えれば、新外国人の打撃開眼はうれしい限り。だが、調子を上げれば上げるほど「悩み」も深くなる。外国人選手の1軍登録枠は5人。すでに守護神オスナ、モイネロは決定的で、先発候補のガンケルも入れると野手は2人しか入れない。藤本監督にとってはまさにうれしい悲鳴? となるわけだ。開幕まであと1カ月。悩み深き指揮官の顔を見続けるのも、何とも楽しいではないか。【ソフトバンク担当 佐竹英治】

ソフトバンク対ロッテ 2回裏ソフトバンク1死二塁、ホーキンスは左前安打を放つ(撮影・梅根麻紀)
ソフトバンク対ロッテ 2回裏ソフトバンク1死二塁、ホーキンスは左前安打を放つ(撮影・梅根麻紀)
ソフトバンク対ロッテ 6回裏ソフトバンク1死、ガルビスは安打を放つ(撮影・梅根麻紀)
ソフトバンク対ロッテ 6回裏ソフトバンク1死、ガルビスは安打を放つ(撮影・梅根麻紀)