悩める「エース候補」が己と闘っている。ソフトバンク石川柊太投手(31)は、再起を目指して福岡・筑後市のファーム施設を訪れた。
「自分で首脳陣からの期待が大きいとか、勝手に背負いすぎていた。ピンチになると結果を出さないといけないと思って力んでしまう。若い時はなかった感覚でした」。
6月18日、出場選手登録を抹消された。直近2試合で4回持たずにKO。しかしそれは「2軍降格」ではなく「再調整」という位置づけだった。20日、タマスタ筑後に姿を見せて各所にあいさつ。昨年の1軍投手コーチである森山良二3軍監督とも約20分ほど話し込み、リフレッシュを図った。「いろんな人にいろんな話を聞いてもらいました。少しスッキリした感じはあります」。
石川にとって重要なのはセルフコントロール。「マインドの部分で」「精神的に」という発言をよく聞く。アニメ「鬼滅の刃」から引用した、自身を奮い立たせる言葉も胸に置いている。セルフコントロールは、石川の最大の持ち味と言っていい。リフレッシュの意味合いで一度ファーム調整をすることはプラスに働くはずだ。
一部のファンからはSNSで心無い声も届く。石川は「そういうのは見ないようにしてるので、それは大丈夫ですよ」と笑顔で話してくれた。次回は7月2日の西武戦(ベルーナドーム)で先発予定。時間がかかっても、かつての石川に戻れる「マインド」を見つけてほしい。【ソフトバンク担当 只松憲】




