巨人菅野智之投手(34)は、プロ野球選手としてオフの期間も社会にできることを探す。
11日に神奈川・伊勢原市内の東海大医学部付属病院を訪問。病気と闘う子どもたちとの交流を深めた。プロ2年目の14年から始め、今回が10年目。「やっぱり長く続けることがすごく大切。引退するまで、現役でいられる限りは、この病院訪問は必ず続けようと思っています」と大切にする活動の1つだ。
選手である以上「活躍して、プレーで魅せることは当然」とした上で続ける。「やっぱりオフシーズンも、僕たちにできる仕事はあると思う。そういうところに、ちょっとでも目を向ける。それはジャイアンツだけじゃなく、球界全体として、もうちょっとやれるのではないか」と思いを巡らせた。
病院訪問以外にも、社会福祉法人日本介助犬協会、全日本軟式野球連盟の支援も取り組む。
「続けることの大切さもあり、もちろん続けることの難しさもあると思います。ただ菅野がやっているんだったら、ちょっと興味を持ってみようとか、ちょっとでもいいから寄付してみようとなったらいいなとも思う」
球団では丸、岡本和、丸、吉川、今村らも社会貢献活動をしている。「若い選手は金額的に大きいと難しいかもしれないけど、そういう支援だけでないものもあると思う」。もっと球団、球界でさまざまな形で支援の輪が広がることを願う。
病院訪問から4日後の15日。成田空港から自主トレ地の米ハワイに旅立った。正月も現地で過ごす。「もうプロになってからは当たり前だよ」と海外での年越しも普通のこととなった。キャンプインは2月1日だが、キャンプのために備える期間がある。本当の意味のオフは短い。その中で体を休めながら、社会奉仕も続ける。マウンドからファンを魅了するだけではない。プロ野球選手として、世の中にできることを考えながら、菅野は腕を振る。【巨人担当=上田悠太】




