ソフトバンクの4年ぶり日本シリーズの相手がDeNAに決まった。

DeNAとは17年シリーズで対決。4勝2敗で下し、ソフトバンクとなって4度目の日本一に輝いている。

3勝2敗で迎えたヤフオクドームでの第6戦。3-3の同点で延長戦にもつれ込み、11回裏に川島のサヨナラ打で劇的勝利を飾って頂点に立った。二塁走者は中村晃だった。川島の右前打で一気にホームに突っ込んだ。村松三塁ベースコーチの腕はグングン回っていた。暴走とも思える走塁に天が味方したのか、ホーム手前でワンバウンドの送球が大きくはねた。捕手が捕球できず中村晃は決勝のヘッドスライディングを決めた。「あれはタイミングはアウトですね」。苦笑いで中村晃は7年前の激走を振り返ってくれた。

4年ぶりの大舞台は3日後に迫った。日本ハムとのCSクライマックスで中村晃に出番はなかった。「とりあえず(CSファイナルに)勝ってよかったという気持ちと、(出場できず)悔しい思いもあります。まあ、両方の気持ちですかね」。プロ17年目の今季は一塁のレギュラーから一振りにかける「代打の切り札」として立場が変わった。7度目となる日本シリーズは敵地・横浜で火ぶたを切る。実戦は4日のリーグ最終戦以来、もう3週間近くも遠のいているが、準備に余念はない。「(試合で)守っていないし、だから打球は捕っておきたいんですよね。それだけでも全然違うと思います」。この日も、2日連続でライブBPで打席に立ち、一塁守備にも就いた。全体練習も打撃だけでなく、守備、走塁、バント練習とシーズンのルーティンを変えることはない。

シリーズでの出番は小久保監督も明言している。一打同点か、それとも勝ち越しの好機か…。いずれにしても重圧のかかる場面でコールされるはずだ。

「難しいですね。(打席に)行くときは覚悟して行きます。その中で、攻めの気持ちとか打撃でも守備でも攻める姿勢が出れば、うまくいくと思います。しっかり攻めていきたい。シリーズは(通算の)成績は関係ない。どこで打つかです」。勝負師の眼光でキッパリと言った。【ソフトバンク担当=佐竹英治】

2017年11月4日、日本シリーズ2017・第6戦 ソフトバンク対DeNA 11回裏ソフトバンク2死一、二塁、川島のサヨナラ打でヘッドスライディングする中村晃
2017年11月4日、日本シリーズ2017・第6戦 ソフトバンク対DeNA 11回裏ソフトバンク2死一、二塁、川島のサヨナラ打でヘッドスライディングする中村晃
2017年11月4日、日本シリーズ2017・第6戦 ソフトバンク対DeNA 11回裏ソフトバンク2死一、二塁、川島慶三のサヨナラ打で生還した中村晃
2017年11月4日、日本シリーズ2017・第6戦 ソフトバンク対DeNA 11回裏ソフトバンク2死一、二塁、川島慶三のサヨナラ打で生還した中村晃