<パ・CSファイナルステージ:ソフトバンク1-7日本ハム>◇第5戦◇19日◇みずほペイペイドーム
一気にケリがついたセ・リーグとは対照的にパCSファイナルは最終戦までもつれ込むことになった。1位ソフトバンクが2連勝し、2位日本ハムが逆襲の3連勝。両軍ファンにとってはハラハラドキドキの文字通りファイナル対決。「熱パ」の象徴として「面白くなった」と捉えてラストゲームを見守りたいものだ。
試合後のソフトバンク小久保監督の会見は簡潔だった。
「勝ったら日本シリーズ、負けたら今シーズンが終了。分かりやすいです。やるだけです」
そう言って口を結ぶと会見場を後にした。
3連敗を喫して臨むラストゲーム。あれがどうだ、これがどうだと振り返っても、すべて終わった「過去」なのだ。視線の先に据えるのは文字通り「決戦」となった最後の一戦のみ。戦術、戦略などいろいろ頭を悩ませることはあろうが、小久保、新庄両監督にとって最大の仕事はチームに闘争心と、勝利への執念を植えつけてグラウンドに送り出すことだろうか。
パ・リーグのCSファイナルが最終戦までもつれ込んだのは14年の1位ソフトバンクとCSファーストステージを勝ち上がった3位日本ハムの対決以来、11年ぶり。秋山ホークスが最終戦を4-1で勝利。同シリーズ6打点を挙げてMVPに輝いた吉村裕基氏は「シリーズ前に秋山監督がみんなに『CSでは存分に自分をアピールしろ』と言われた。だから、よし、打ってやろうと思っていました。緊張よりもそういう気持ちが強かった」と懐かしそうに振り返った。ホークスでは当時の「激闘」に柳田、中村、今宮の3選手が先発出場。第4戦で負傷交代した中村の出場は厳しいだろうが、経験のある柳田、今宮のベテランコンビでチームをけん引してもらいたいものだ。
14年は日本シリーズで阪神を破り3年ぶりの日本一に輝いた。そう、「過去」ではなく、同じ「未来」を作ればいい。【ソフトバンク担当=佐竹英治】




