キャンプも後半戦に入り、いよいよ各球団の対外試合も本格化します。日刊スポーツ評論家の里崎智也氏(45)は、ここまで視察した球団の中から気になる選手として、日本ハムのルーキー、水野達稀内野手(21=JR四国)を挙げました。
日本ハムの戦力を考えると、今の時点でポジションをつかんでいるのは近藤と外国人選手。ただ、外国人選手の来日は流動的だ。近藤を除いたほとんどのポジションが競争という状況にある。
その中で、ドラフト3位水野のバッティングに魅力を感じた。ミートポイントが近く、それでいて強く振れるところがいい。11日の阪神との練習試合では、6回2死三塁の場面でフルカウントからの11球目をタイムリー。逆方向の左翼へはじき返す強い打球だった。13日の楽天との練習試合でも、第2打席に力強い当たりの中飛を放った。フル出場して無安打ではあったが、当てにいかないバッティングで打球に強さがあり、可能性を感じる。
その楽天戦では本職でないセンターで先発し、6回の守備からセカンドに就いた。二遊間と外野の複数ポジションを守れれば大きな強みとなる。競争させるポジションが多いのだから、新庄監督からすれば水野は使いやすいと感じるだろう。
これから主力級の投手との対戦が始まる。そこでの結果と内容が問われてくるが、ここまでのバッティング内容からすると、面白い存在で期待が持てる。開幕スタメンも十分にあり得ると感じさせてくれる。
◆水野達稀(みずの・たつき)2000年(平12)7月30日生まれ、香川県出身。丸亀城西で3年夏に甲子園出場。JR四国では1年目から正遊撃手。20年は四国銀行の補強選手で都市対抗に出場し、創部初の8強進出に貢献。21年日本選手権では1回戦でサヨナラ本塁打。同年ドラフト3位で日本ハム入団。今季推定年俸900万円。171センチ、75キロ。右投げ左打ち。




