12、13年夏に4強入りの実績を持つ聖和学園が、7回コールド発進した。

 1回表に2番貞島光浩内野手(3年)からの3連続二塁打などで3点を先制して流れをつかんだ。3、4回には課題の1つとしてきた追加点を1点ずつ奪った。初回の3点を大きく評価した小野浩史監督(32)は「次の(3回の)1点も大きい」と喜んだ。

 昨秋の中部地区大会で仙台育英を破ったが、今春は県大会出場を逃し、気の緩みなど精神面の甘さを猛省。先制打の3番南舘慧汰内野手(3年)は「1戦1戦を大事にやっていきたい」と、コールド勝ちにおごることなく気を引き締めた。