29年ぶりの夏の甲子園を目指す桐蔭が、3年ぶりに初戦を突破した。

 21世紀枠で出場したセンバツで甲子園のマウンドを踏んだエース伊沢由紘(ただひろ=3年)が3安打12奪三振で新宮打線を完封。鶴我直樹外野手(同)が7回に先制3ランを放って、伊沢を援護した。

 高校通算9号で公式戦では初の本塁打を放った鶴我は「伊沢が頑張ってくれていたので、1本出ればと思っていました。この夏も絶対に甲子園に出たい」と額に大粒の汗を浮かべ、試合を振り返った。15年の第1回大会に出場したレジェンド校が、力強い1歩を踏み出した。