宮城大会の「夫婦対決」は妻に軍配が上がった。

 石巻西の石垣賀津雄監督(41)と石巻商の美映部長(40)は12年連れ添う仲。夏初戦で教え子同士が激突する運命のいたずらに、美映部長は「先に会場に着いた方に勝機がある」と夫より先に家を出て、試合2時間半前には球場入り。この先手が効いたのか、5-4のサヨナラ勝ちを見届けた。一方の石垣監督は「子どもたちを勝たせられなかったことは残念」と悔しそう。最後は握手をして健闘をたたえ合っていた。