2年連続代表を目指す市和歌山が那賀との接戦を制し、初戦を突破した。

 初回は昨夏の甲子園メンバー、西山翔真内野手(3年)の先頭打者アーチに始まり、田中佑汰捕手(同)も2点適時打で続いて3点を奪取。4回には河崎真内野手(2年)の適時打で4点目を挙げたが、その裏に那賀に1点差に迫られた。さらに7回には打者走者の田中が軽い熱中症で右足をつらせ、裏の守備から交代。1点差の終盤に正捕手を欠くアクシデントにもくじけず、逃げきった。

 半田真一監督(35)は「昨年の秋も今年の春も、結果を出せていない。チャレンジャーの気持ちでこの夏に臨んでいます」と語った。