今春センバツ21世紀枠候補の松島が4回戦で散った。エース右腕の鈴木識史(3年)が、4回につかまり連打を浴びて5失点。打線も計4安打とふるわず、返したのは6回の1点のみ。反撃及ばず力尽きた。

 試合後、ベンチ横の壁にもたれ、泣き崩れる仲間をぼうぜんと見つめた鈴木は「自分が崩れたのがいけない。(調子は)悪くはなかったが、失点で動揺してしまった。悔いが残らないと言えばうそになるが、3年間楽しく野球ができました」と涙。グラウンド上で涙は見せなかったが、球場外に出ると目を真っ赤にした。