「千葉のジャイアン」こと最速144キロ右腕・宮城正規投手(3年)擁するCシードの我孫子東が、3回戦を快勝した。

 181センチ、100キロと恵まれた体格の宮城が先発し、2回を無安打無失点に抑えた。初戦の柏の葉戦でも6回1安打無失点と好投。初回に7得点を奪ったため、2回での降板となり「物足りないですね。前回は直球が多かったので、今日はカーブを多めに投げた。少し抜けていたので、納得いっていない」と自身の投球に不満げだった。

 打っても初回、2死一、三塁の好機で左翼線へ適時打を放った。今夏初安打に「バットの先でしたが、いいところに飛んでくれました。打つ方も好きです」と笑顔を見せた。

 大井弘監督(59)は「継投は最初から考えていた。宮城はブルペンではバランスが悪かったが、試合ではうまく修正していた。この先には専大松戸もいますが、まずは次の試合を頑張ります」と気を引き締めた。