高川学園が8-2で宇部鴻城を下し、7度目の決勝で夏初優勝を決めた。

 3回戦で下松に5回コールド、準決勝でも長門に8回コールドで2度のノーヒットノーラン(参考記録)を達成した左腕山野太一投手(3年)が8回1死一、二塁のチャンスで決勝打となる右翼線2点適時三塁打。投げても2失点完投で、昨夏、準々決勝でコールド負けした宇部鴻城にリベンジを果たした。

 昨夏から背番号1をつけ、今大会は計5試合で47イニングを投げ、4失点と安定した投球を続けたエースは「決勝で6回負けた先輩方の思いもあった。全力でいった。すごくうれしい」と、笑顔で甲子園出場を喜んだ。