第99回全国高校野球選手権大阪大会(7月8日開幕、京セラドーム大阪など)の組み合わせ抽選会が20日、大阪市内で行われた。史上初となる2度目の甲子園春夏連覇を目指す大阪桐蔭は、7月13日に大手前との初戦に臨む。センバツ準優勝の履正社は、同14日に常翔啓光学園と初戦を行う。順調に進めば決勝は同30日に大阪シティ信用金庫スタジアムで行われる予定だ。

 センバツ王者・大阪桐蔭の主将福井章吾内野手(3年)はどっしり構えていた。抽選終盤になっても、なかなか対戦校が決まらず、センバツ準Vの履正社も残っていた。

 「もしかしたら(履正社が)来るんじゃないかと思いました。(仲間には)どこでもいいから引いてこいと言われていました。緊張はなかったです。どこを当てても変わりないんで」

 初戦は7月13日、大手前戦に決まった。ここから史上初、2度目の春夏連覇を目指す戦いが始まる。「春夏連覇は周りから言われますが、大阪を勝ち抜く難しさを知っている。まず大阪を勝ち抜くことだけを考えたい」と一戦必勝を誓った。